ちょっと聞いてね!菊池 貴子のひとり言
レザーカットからシザーカットに変化したヘアカットの歴史の中で、ヴィダルサッスーンが確立したカット理論は画期的でした。
それが30年以上の月日を経て、日本の美容師によって磨きこまれました……
『西洋人の骨格や髪質をベースに、確立されたカット理論を東洋人の骨格にあてはめたときの矛盾…』
これを解消すべく、カット・カラー・パーマ すべての技術がここ数十年で飛躍的に進歩しています。
私も31年前にヴィダルサッスーンの技術を修得しました。
マニュアルと同じようにカットしても日本人の骨格ではピタッとはまらない違和感をもっていました。
そのなかで、進化して私自身も 菊池オリジナルカットを作り上げてきました。
そんな中でこのカットに出会いました。
『STEP BONE CUT』私が初めてこの技術を見たときの衝撃と感動は、自分の美容師人生の中で最も強烈だと思います。
ベテランになった今からでも、新人にもどり一からこの技術を習得したいと思いました。
一年かけてやっとマスター認定スタイリストを合格しました。
このカットのおかげで「本当にカットが楽しくなった♪」とスタッフ(スタイリスト)が喜び、美容師として輝ける本質を見つけたような気がします。
かつての美容師の長く辛い下積み時間が、デザインを楽しむ時間になるようにーーーーー
ワクワクと道のりを楽しみながら、さらなる技術向上を目指します。
そして、お客様に喜んでいただけるように努力していきます。